≪家庭連合訪問記≫
VOL.4 / 5 / 6 / 7 韓国の天福宮を訪ねました


統一旗私たちのラッパの音が聞こえたならば、
サンクチュリアンのみなさん、
ぜひ大声で、家庭連合に向かって叫んでください!
そうすれば、城壁は崩れて、
攻め上がることができるでしょう‼


天福宮外観 主はヨシュアに言われた、「見よ、わたしはエリコと、その王および大勇士を、あなたの手に渡している。あなたがたいくさびとはみな、町を巡って、町の周囲を一度回らなければならない。六日の間はそのようにしなければならない。七人の祭司たちは、おのおの雄羊の角をラッパを携えて、箱に先立たなければならない。そして七日目には七度町を巡り、祭司たちはラッパを吹き鳴らさなければならない。そして祭司たちが雄羊の角を長く吹き鳴らし、そのラッパの音が、あなたがたに聞こえるとき、民はみな大声に呼ばわり、叫ばなければならない。そうすれば町の周囲の石がきは、くずれ落ち、民はみなただちに進んで、攻め上ることができる」。(ヨシュア記6章2~5節)

アボジ天福宮 お父様の御聖和後、亨進2代王様が思いがけず王宮を追われ、荒野路程を余儀なくされた。その後、沈黙を破られたことを号令に、私たちも実質的に奴隷生活を強いられたエジプトを後に、荒野へと旅立った。しかし、家庭連合つまりエジプトに残したかつての友人たちを思うと、後ろ髪が引かれる思いしかなかった。2017年1月29日、すでにお父様が用意された4300組の新郎新婦は、もしかしたら、まだエジプトに残っているのではないだろうか。お父様がすでに霊的には4300双を私たちに渡されたことを考えると、私たちは、あの家庭連合に再び向かわなくてはならない。しかし、あの強固な城壁をどうやって崩せばよいのだろうか。

 11月8日のアメリカ大統領選挙のトランプ氏の奇跡的な勝利と亨進2代王様の歩みを考えると、その強固な城壁も、崩れる時が近づいているのではないだろうか。そろそろ慣れ始めた荒野路程から、摂理はひとつひとつとアップグレードしている。そんなとき、ふと聖書の聖句が目に飛び込んできた。城壁を崩す...それはまさしくエリコ城勝利の再現ではないだろうか。7日間の町巡りの精誠。私たちはすでに、韓国協会本部、東大門教会、安山(アンサン)教会と3回訪問した。それでは、あと4回はどこへ...亨進2代王様のかつての拠点であった韓国天福宮を集中して4回、つまり東西南北の門を崩す意味を込めて4回訪問してみることにした。

四大聖人 1回目は、伊差川代表と私のふたりで訪問。まず儀式のように天福宮を一周した。すると偶然懐かしい姉妹に遭遇。昔と同じように挨拶をすると、相手も挨拶を返してくれた。無視はされずに済んだので上々だ。次に表玄関の横にそびえ立つ四大聖人の像はまだ健在だったので、ここで祈祷を捧げてから、中に入ってみた。平日のためか人はほとんど見当たらず、カフェも営業していなかった。1回目なので、あまり人目につかないほうが好ましいだろう。祈祷室で祈祷を捧げるために中に入ろうとすると、なぜか足が止まってしまった。右側に誰かがいるような気がして歩き出せなくなってしまった。少し左に寄ってみると、足は前に踏み出せた。“そうか、アボジは奥の御父母様の椅子ではなく、私たちの横に一緒におられるんだ”、そう悟ると、妙に心が落ち着いてきた。伊差川代表が祈祷を始めると、今度は声が出なくなってしまった上、腕を引っ張られたような気がした。“そうか、この祈祷は各自祈祷ではなく、伊差川代表の決意表明の代表祈祷を願われているんだ。この訪問を誰よりも望まれていたのはアボジだったんだ”。
二階祈祷室入口 ライトがあまりついていないので、あちらこちらに目をやると、かつての統一マーク一色から、だいぶ家庭連合マークに占拠されている様子だった。礼拝堂はカギがかかっていたので、入り口前の椅子で祈祷を捧げてから外に出た。外壁の統一マークは外しようがないみたいで、そのままだった。統一旗が空に翻っていた。写真を撮ると家庭連合の旗が隠れていい感じに映った。

祈祷室① 2回目は、伊差川代表と私とうちの息子の三人で出向いた。前回同様に周囲を1周してから、四大聖人前で祈祷して、中の祈祷室でも祈祷。すると、急にあたりが明るくなった。掃除の精誠をされている姉妹が、私たちに目を止めて灯りを付けてくださった。少し前回より出迎える霊界になったと喜んでいたところ、伊差川代表と旧知の仲だった清水リーダーとすれ違った。挨拶をすると、そのまま立ち去ってしまった。伊差川代表はショックを受けていたが、リーダーだから複雑なんだと言い聞かせてから、礼拝堂前で祈祷。前回よりもあちらこちらに目をやる余裕はあったが、まだ事務所を覗く気持ちになれず、そのまま退散した。

大聖殿 3回目は、共に正道術を学んでいるアジュンマ特殊部隊のメンバーと総勢6人で訪れた。やはり人数がいると違う。腹が据わってきた。賑やかなムードで周囲を一周すると、妙に強い気持ちが沸いてきた。よし、どこでも入ってみようじゃないか。まずは大聖殿、あっドアが開いている。入り込んでみると、もちろん照明は暗かったが、中央の説教台まわりの統一旗は、すべて家庭連合旗に代わっていたし、何か暗かったせいもあって異様な雰囲気だった。
小聖殿 小聖殿二回祈祷室もしかりであった。さらに2階祈祷室は、入口は家庭連合旗、室内は御父母様の写真。地域ごとの事務所を覗いてみると、バビロン大淫婦の写真は見当たらないようだ。あちらこちらを確認するように見て回った。まるでアボジが天福宮をチェックされているかのように。この日は不思議と人に出会わなかった。

 さて、遂に4日目、家庭連合訪問も7回目のクライマックスを迎えた。この日は日曜日。2部礼拝に参加しようと、伊差川代表と私の二人で出向いてみた。同日、場所は違うが、ソウル聖殿の日本人のメンバーたちが九里教会前で『真のお父様の涙』を配っているという。エリコ城路程も段々とクライマックスを迎え、賑やかな天一国主人たちの騒ぎ声が聞こえてくるような感覚があった。まず周囲を象徴的に2回回って、中に入り込んだ。礼拝堂に上がると、誰もいない。かつての二部礼拝は、青少年礼拝として小聖殿で行われていた。少しだけ顔を出してみた。失礼だが、命がけにみ言葉を語る亨進様のような霊的パワーは、あまりこの地では感じられなかった。周囲から、私たちに対して、“なんで来たの”という異様な視線を感じたが、それでも何の恐れもなかった。いつもアボジが共にいてくださったことを実感できたから。全世界の食口を訪ねて回りたいのは、私たちではなく、アボジその人なのだから。
売店 1階のカフェでコーヒーを飲んでいたら、懐かしいお姉さんに声をかけられた。伊差川代表と私の共通の知人だった。私がサンクチュアリに来ていることを知らず、激しく衝撃を受けていた。人間ダビデの石も少しは命中したようだ。次に前回無視された清水リーダーが、伊差川代表にみかんを持ってこられた。そして、「東部の事務所に来るように」と言われた。もしかしたら、再び戻ってきたと思われていたのかもしれないが、事務所を訪ねるチャンス。きっとアボジがスタッフに挨拶したがっておられるのだろう。導かれるままに事務所に入ると、食べ物が次々とテーブルの前に置かれ、しっかりと接待されてしまった。非常にみなさん懐かしがっておられたが、やはり戻ってきたと誤解されていたようだ。伊差川代表が、「お父様が指名した後継者の亨進様を支持すべき」と話を切り出すと、何やら急に雲行きが怪しくなった。「韓国人は自分の母親を淫婦とは絶対に言わないものだ。キリスト教から3つに分裂していると言われている。あなたたちは知らないだろう」と、薄っすらと顔を赤らめてお話しされ始めたので、「子供たちが待っているから失礼します」と申し上げて、無事に退散。

 こうして在韓日本サンクチュアリ救命ボートによるエリコ城路程は、ひとつの区切りを終えた。私たちが吹き続けたラッパの声が聞こえただろうか。もし聞こえたならば、今こそ、それぞれのエリコ城に突撃するときだ。もう1か月半しか時間は残されていない。家庭連合の城壁が崩れる時が近づいた。かつてエジプトで苦楽を共にした兄弟姉妹たちを、サタンの呪縛から救い出す時、それが今だ。荒野で亨進様の厳しいトレーニングを受けた統一戦士たちよ。私たちはかつての私たちではない。天の平和軍・平和警察に生まれ変わった兄弟姉妹たちよ、アボジと共に突撃あるのみだ。


在韓日本サンクチュアリ救命ボート
<TEL> 韓国010-6831-7624
<e-mail> lifeboat-korea@hotmail.com/


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